(改)「Less is More」何も欠けていないと悟れば、全世界が自分のものになる

「Less is More」
「少ないほうがいいですね」
あるいは「足りなくても満足」と考えていくと、次の老子の言葉にもつながります。
「今持っているモノで満足し、ありのままの姿を喜ぶことだ。
何も欠けていないと悟れば、全世界が自分のものになる」
----- 老子 -----
今日が楽しくなる魔法の言葉
著者: アーニー・J・ゼリンスキー ダイヤモンド社 / 2003-09-20
何も欠けていないと悟るのは、ちょっとした発想の転換で可能になるのではないですか?
つまり、足りないと言っている自分の論理に反旗を翻すのです。
足りない(100%でない)と言っている自分の尺度というかロジックの正当性を疑ってみるのです。
そこには「100%のゴールはこれ!」と決めつけた自分がいるだけです。
例えば、電化製品とかで最上位機種というものがありますね。
その時点で考えられる、あらゆる機能を揃えていますよ!というわけです。
しかし、最も売れている機種は、せいぜい二番手くらいの機種だったりします。
そもそも最上位機種などといっても、数年経てばもはや時代遅れになりかねません。
10年も経てば、部品すら保管されなくなります。
10年前に夢見たものは、今のあなたにとってどう写っているでしょう?
「ありのままの姿」とはそもそも評価すべきものなのでしょうか?
ありのままとは、今ここにあるもの、それ以上でもそれ以下でもありません。
そして、ありのままが目の前に揃っているのだから、全世界はあなたのもの、違いますか?
以下は、以前に書いた文章です。
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いま手に入れたいと躍起になっているものを思い浮かべてください。
出来ればそれを100%で手に入れたいと思い、
あと少しの努力を手を抜かないように頑張っています。
いつからか80%では失敗だと思うようになってしまった。
しかし、80と100の間は非常に遠いのです。
ちょっとした手違いで失敗があっても、80くらいなら無理しなくてもなんとか手に入る。
80にしておけば無理しないで手に入るのなら、
80にとどめれば残ったエネルギーを他のことに向ける余裕も出てくるでしょう。
しかし、あなたはそれでは満足できない。
100でなければならない。それでも100を目指してしまう。
80から100への距離は、それまでの全部よりも大変なのです。
全神経を使って取り組まないと、ちょっとした油断で取りのがすかもしれない。
1%でもかけたら100にはならないと思うと、他のことにも気が回らない。
このような、80から100への「無駄な」努力をやめたら、どんなに気が楽になるでしょう。
どれだけ、平和な日々が戻ってくるでしょう。
「Less is More」が当てはまらないか考えて見ましょう。
100でないといけない神話は、他にも根拠があるのかもしれません。
プロは、100でなければならない。
アマチュアなら80で満足してもいいが、プロはそういうわけにはいかないんだ。
たしかにそのとおりです。
たとえば、私たちが難しい手術を受けなければいけないとき、
「80くらいならできるよ」という医者に身を託したくはないでしょう。
安全を信じて利用する交通機関が、80の点検しかやっていないと聞かされたら怒りたくなります。
100を提供すると約束する商品のほうが、買いたくなるでしょう。
社会は朝から晩まで100では飽きたらず、120が手に入る方法や商品を売り込んできます。
あなたのうちには、この商品はありますか?
これがないと、80どまりですねー。
余裕があれば、これをプラスすれば、120にでもなれるんですよ。
いままで80で満足していたのに、ちょっとした隙をつかれて100の提案を持ちかけられる。
すると、あなたは「今のままで十分です」と答えはしますが、100への魅力が頭の片隅に残ってしまう。
以前に100を手に入れた時のことを思い出し、それもいいかもしれないと思い始める。
そこで何が起こるでしょう。
あなたは、80から100への困難な道に足を踏み入れてしまった。
禁断の道は、魅力的でいままでの平和な暮らしよりも刺激があります。
今までの習慣を壊してでも、後の20を手にいれたくなる。
いつもならウチのことや家族のことを振り返る余裕があったのに、
「その程度のことならいつでもできる、いまを逃すと100に到達できない。」と思ってしまう。
そんなふうに、余裕を無くして、たかが20のために全精力を奪われてしまうのです。
普段の生活にまで100を持ち込む必要はありません。
いま望んでいることは本当に100が必要かどうか考えて見ましょう。
「Less is More」
足りないくらいのほうが、ずっと幸せだったのに。
テーマ : 気付き・・・そして学び
ジャンル : 心と身体


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