急に不安な気分に包まれたら
急に不安な気分に包まれたら

わけもなく(といっても観察すればきっかけはあるのですが)不安な気分に包まれてきたら・・・
まずは、否定しないで自分は今不安な気分になっていることを認めましょう。
そして、「不安になった!どうしよう!」と慌てふためかずに、起きていることをしっかりと見てみることです。
そこには二つの原因があります。
ひとつはきっかけになった出来事です。
これは、自分では最初は気がつかないことも多いでしょう。
しかし、何もないのに不安になるはずはありません。
それは、外側のちょっとした刺激で、自分の中の記憶が呼び覚まされ不安になったのです。
ハッキリあなたに向けて言われたこととは限りません。
まわりであなたと関係なく話している声を聞き取って、それがあなたを刺激したのかもしれません。
テレビを見ていて、何かの言葉や、何かの映像があなたの記憶を呼び起こしたのかもしれません。
しかしいったん起きてしまうと、何がきっかけだったかなど忘れて、過去の不安な気分に入り込んでしまうという状態になるのです。
そうなれば、何がきっかけだったかなど、もうどうでも良くなってしまい、あたかも突然何もないところから不安が襲ってきたというように感じているのです。
もう一つの要因とは、すでに述べたように、あなたの過去の記憶です。
その記憶は、言葉や言葉になる以前のイメージ、映像的なイメージ、肉体的な身体の反応などが、いくつも重なり合って構成されています。
言葉で反応しやすい人もいれば、特定の映像や、特定の音、音楽、人の声などがきっかけになるかもしれません。
肝心なことは、「不安が襲ってきた」という表現をやめて、「不安な過去の記憶を刺激してしまったようだ」と考えてみることにあります。
「不安が襲ってきた」とか「気分だからどうしようもない」と決めつけないで、単に過去のレコードが再生され始めたと考えてみましょう。
最初は「こんな不安な状態では、とてもそんなふうに考えられない!」といいたくなるかもしれません。
しかし、難しくても、不安な気分と付き合っていこうと気楽に考えて下さい。
力を抜いて、不安にあたふたしないで、不安に身をまかせてみましょう。
この気分も自分のなかの一部分だと認め、それを避けようとしないで、抵抗しないで受け入れてみる。
そうすると、今自分の一部分が前面に出て活動的になっているだけだとわかってくるでしょう。
不可避は受け入れるにしても、自分の気分はおそってきたりはしません。
「突然おそってきた」というような表現を使うのをやめて、気分も自分の一部分、他の自分と同じように、自分で扱うことが出来るはずだと思って見ましょう。
気分の変化そのものは制御できなくても、「それをいつまでも再生し続けるか、ストップさせるか」は、あなた自身でコントロールできるのです。
それが理解できてくれば、急に不安な気分になっても、もう慌てなくても良いんだと思えるようになってきます。
抵抗しないで、その気分も一つの起きている現象の一つだとおもって、トータルな自分の立ち位置から眺めてみることです。
気分に振り回されるのは、ほとんどの場合それに抵抗しようとするからです。
そうではなく、不安になったら、自分は今不安だと認め、避けようとしないで、その気分の中に飛び込んでみましょう。
しばらくはその気分に付き合うしかないとあきらめてみましょう。
そうすれば、あなたはトータルな自分から、その気分を扱えるようになるのです。
「どうしよう!」とあせるのでなく、「どうしようもない」とあきらめて受け入れましょう。
その違いが、あなたに不安と付き合うすべを教えてくれるでしょう。


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