楽しいことは当事者意識で
つらさを感じやすい人というのは、シリアスな問題について自分のこととして、主観的に関わりやすい傾向があるそうです。
また逆に、楽しい出来事に関しては、傍観者として体験してしまう傾向もあると言われます。
この様な傾向があるとすると、その人は楽しかった出来事はあまり実感を持って感じられないし、深刻な問題に関しては自分が密接に関わる問題として感じてしまう訳です。
そうです、もう一方のいつも楽しそうな人には、その逆の傾向が見られるわけです。
ですからつらいと感じる人は、逆のことをすればいいわけですが、習慣というのはなかなか変えるのが難しいものです。
ただ、今やっていることをいきなり変えるのでなく、今まで起きたことを再体験してみるという方法は、比較的やりやすいかも知れません。
つまり、たとえば楽しかった出来事を思い出して、その時のことをリアルに思い出し、楽しさをもう一度経験し直してみるのです。
ところで、いつもつらさを感じる傾向のある人は、楽しい記憶がなかなか思い出せないと感じるかも知れません。
それは前述の様に、傍観者的に体験しているためかも知れません。
その人にだけ、楽しいことが起こらず、いやなことばかり起こっているということは考え難いことです。
他の人と同じように楽しいことも起きているのに、それを充分に実感していないために思い出しにくいと考える方が当たっているのではないでしょうか。
ですから、何とか一日を振り返って、楽しかった出来事を思い出しましょう。
そして、見つかったら、出来るだけそれをリアルに再現してみましょう。
これには、出来るだけ五感を全て動員する方がうまく再現できます。
それが起きたのはどこですか、そこには誰と誰がいましたか、
そこでは何を話しましたか、何を聞いたのでしょう。
そこではどんな香りがして、どんな味がして、何を手に取ってみたでしょうか。
出来るだけリアルに、その場にいた当事者として感じ取ってみます。
楽しさを思い出せたでしょうか?
今度はもう一つのシリアスな問題ととらえていたことに取り組みます。
あなたはそのことで、自分が加害者であったか、被害者であったと考えています。
その役割を変えて、その出来事を傍から見ている第三者として振る舞ってみましょう。
第三者であったなら、あなたはその出来事をどのようにとらえるでしょう。
自分や相手を非難することを保留にして、客観的に見てその起きたことはどの程度の問題だったのでしょうか。
他の人ならどのように扱うだろうと考えられますか。
このように、過去に起きたことを別の立場で振り返ってみることで、徐々に現在起きつつあることへの対応の仕方も、変えられるのだということが見えてくるでしょう。
最初は不自然に感じられても、当事者と傍観者の立場を入れ替えて体験してみるのです。
なぜ自分には楽しいことが、おぼろげにしか残らないのか、
なぜ自分にはつらい問題が降りかかってくるのか、
その答えが見えてくるかも知れません。
つらいことは、客観的に観察して対処しましょう。
そして、楽しいことには、主体的に関わりましょう。


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