最近はすっかりFacebookに夢中です。
「Facebookって、画像や動画がはれる新しいSNSだろ、なにがそんなに面白いの?」
と思っている方にちょっと私のページから紹介してみます。
Facebookとは天の網であるインターネットというシステムは、まさに世界中の天を駆け巡っているネット(網の目)であることは、いまさら言うまでもないでしょう。
しかし「Facebookとは天の網である」と表現したのは、もう少し違った意味があります。
老子に「天網恢々(てんもうかいかい)、疎にして而も失わず」という言葉があります。
天の網というのは、とても巨大なので、
その網の目は隙間だらけに見えるけれど、
ここぞという肝心なことは、ちゃんと見逃さないように出来ている。
(老子道徳経 第七十三章)
「肝心なことは、ちゃんと見逃さない」という部分に注意して下さい。
Facebookをやっている人の間では、知らず知らずに必要な情報がお互いに届く仕組みがあります。
普通の設定にしていれば、私が誰かのページで「いいね!」を押したり、コメントを書いたり、あるいはプロフィールを変更したり書き加えたり、そういった個人の活動が他の人にも伝わるのです。
あるいは誰と誰が友達になりましたとか、イベントの招待状が届いたりといった実生活での人と人の活動にあたるものまで伝わってきます。
もちろん従来のメールシステムに当たることも出来ますが、Facebookはいままでのメールシステムに留まらずに、それに代わるものとして、人の生活活動までを出来るだけ伝えるシステムになろうとしているのです。
友達が何をしていたかという情報を、見に行けば確認できるのはもちろんとして、普通に見ているだけでその情報が流れてきます。
「あ、いまAさんがこんなことを始めたみたいだ」、行って見てこようということが出来てしまうのです。
「Bさんが慌てているみたいだ、何かあったのかな?」あとで様子を見に尋ねてみよう。
まさに、実生活そのものでしょう?
何気なく使っていれば、Facebookの方で必要な情報を逃さずに伝えてくれる、目に見えないけれど、すごいことをなにげなくやってくれている天の網なのです。
実生活で、町を歩いていて誰かに出会ったり、お店で何かを見つけたりするのと同じように、Facebookを通しての生活環境ががもう一つ出来上がります。
このFacebookという天の網があるおかげで、私たちは文字通りどこにいても、友達とつながる世界をもう一つ持ち歩いていることになります。
いままでの使い慣れた電話やメールのシステムは、こちらが必要な行動を起こせば情報が取得できるというオンデマンドの仕組みでしたが、Facebookはそれを超えてじっとしていても相手の活動を伝えてくれるのです。
つまり先程述べたように、もう一つの網が、町を共同社会を、作りだしてくれるのです。

たとえ家から一歩も動かない人でも、活動できる世界を築き上げてくれます。
また実社会では人見知りする人が、Facebookではグループを率いる人になっていくかも知れません。
そこでは、普通の友人関係のように親しくなったり疎遠になったりすることもあります。
そのうえ現実社会だけでは、一生巡り会わなかったような人と知り合いになるかもしれません(けっして誇張ではありませんよ)。
この人の文章や絵や写真や音楽の好みが、なんかぴんと来たと思って、「いいね!」ボタンを押してみる。
押された方は、押してくれた人誰だろうとプロフィールを見に行ってみる。「友達申請してみようかな」と思うかもしれません。
それから、もしかしたら知り合った人と一緒に事業を興すことだってあるかもしれませんよ。
実際、私はまともにFacebookを使い始めたのはここ1ヶ月くらいのものですが、気がつくとどれだけの人間関係が生まれたことでしょう。
忘れっぽい私には、その多くがネット上でなく実生活で知り合った友達のように思えています。
一方で、もちろんリアルの世界でも実際にその人と会うことも出来ますね。
いままでは顔写真で見ただけだけど、でもいっぱい話はしてきた人達と、実際の街中で、お店で顔を合わせ語らうことにもつながっていきます。
そして、実際に顔を合わせるときまでには、なんと、お互いで「いいね!」を言い合って相手のいい所をいっぱい知っているんです!
お見合いするよりずっとリアルですよね。
リアルなつながりに対して、バーチャルなつながりと言われてきたネットでのつながりも、Facebookのつながりであれば、もう毎日会っている人のように思えてきます。
「ここぞという肝心なことは、ちゃんと見逃さないように出来ている」
天の網、Facebook。 オンデマンドではなく、相手の活動が自然に目に入ってくる第二の共同社会、それが生活の一部に成りつつある時代がもう来ているのです。
どのように使うかは、あなたのお好み次第です。
なぜFacebookの楽しさに気がついた人が夢中になって、人生が変わったように感じるのか、それはもう一つの社会を手に入れたからです。
その網の目は隙間だらけに見えるけれど、
ここぞという肝心なことは、ちゃんと見逃さないように出来ている。
Facebookとは天の網である。
テーマ : 心と体にいいことはじめよう!
ジャンル : 心と身体