タオイズムの本質
一般的な考えからすると、奇妙に見えるものも在りますが、全体として眺めてみると方向が見えてきます。
『自分で動かない』
何でも自分で為し遂げようとしない。
自分がやったことは価値があり、自然に為されたことは自分の名誉にならないと考えるから無駄なことに振り回される。
また他人ではなく自分に従うというのでは、まだ偏る可能性がある。
自分とはタオに従うものであることを忘れない。
このように自然に従っていれば、自分では何もしているつもりはなくてもことは為される。それが無為にして為すということである。
『意図しない』
賞賛や評価を期待して動くから、誰がやったことかが問題になる。
自分が意図したことがうまくできたことが成功だと決めているから、意識的な努力だけが大事だと考える様になる。
そうではなく、自然に起きてくることに従って生きる。
『シンプルに生きる』
ものごとの本質はシンプルな原理で説明出来る。
複雑なものに見えるのは、自分自身で複雑にしているだけ。
また複雑な見方をしているから、本質が見えてこない。
『論理でなく知恵』
論理で動くことがうまく働くのは、限定されたことに限られる。
人間にはわかっていないことは、論理で考えようがないが、それはものごとの大部分を占めている。
従って、論理だけで生きるのは、他のものを全部捨てて無視することになる。
論理で理解できないことも「知恵」によって生かしていく。
『謙虚』
知らないことばかりだと思っていれば、常に新しいことを受け入れる余地がある。
自分は知っていると思えば、矮小な範囲だけですべてがわかった気になって、傲慢で自己中心的な行為を生み出すが、それは長続きしない。
何も知らないと思って動けば、何でも取り組めるが、知っていると思っている人は知っていることでしか動けなくなる。
『争わない』
暴力や競争、論争はマイナスを生み出すから排除する。
なんでもかんでもイエスを言うわけではないが、自分が引かないと今より競争が大きくなると判断したら、自分の負けでも何でもいいからさっさと手を引く。
争いを伴うやり方は、たとえ先に進んだように見えても崩壊の元も育てていることになる。論争に入ってもエゴを大きくするだけで実質的な進展は生み出さない。
『陰陽二極』
すべてのものは、陰と陽という反対の性格の両極のバランスで成り立っている。
比較とはこの両極のどの位置にあるかということに過ぎない。
どの位置が正解ということもなく、バランスを忘れないことが肝心。
反対側を知らないで1極にしがみつくことが、不自然で無理なやり方を生み出し、それによって苦しめられることになる。
「どこが正解か」ではなく、いつでもバランスを取りもどせるニュートラルな位置からものごとを眺められるということがすべての鍵になる。
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テーマ : メンタルヘルス・心理学
ジャンル : 心と身体


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