私とつき合う全く新しいアプローチ7~『和解しよう』

7回目に当たって一区切りつけるために、最初に戻って「自分を知ること」と「自分とどうつき合っていくか」という点に戻りたいと思います。
「自分を知ること」は、自我そのものに入り込んでいるときには出来ません。
それはそういうときには、自分が誰かということなど忘れて、対象に関心が向けられているからです。
ものごとはそのときの自分の信条に基づいて、どう変化するのか予測され、特に今の自分がどう感じているかは関係なくなっています。
ですが、そう思うのは自分だけで、他の人から見ればそれはあなたそのもの、あなただからそう行動していると見えているでしょう。
このアプローチの核心は、そんな自我に取り込まれた状態を離れて、世界全体を見ることにあります。
やがて、自我に入り込んでいても、「今こうしているのは誰?」という問いかけを割り込ませることが出来るようになるでしょう。
そこで見えてくるものは、過去の記憶や信念に振り回されている姿と映るかもしれません。
しかしそこで、どうあるのが正しいのかを知りたがる自分が出てくれば、あれはだめ、ここを変えてしまいたいと、再び改造計画を練る自我を作り出してしまうことにもなりかねません。
改善するだけが生きることではないでしょう。
良くも悪くも、あなたは自我と共に生きていくのです。
それを嫌ってしまうようでは、それこそいいことばかりのふりをしている方がましかもしれない。
評価しないで、そうである自分をそのままに見てみるとき、はじめて自分を見ること、知ることが出来るのではないでしょうか。
いいとか悪いとかという評価は、それこそ後知恵でしかありません。
そのときの社会や時代を反映した評価でしかない。
わたしは、今の自分を受け入れるしかないのです。
それも喜んで、よくこんな自分でいてくれたと思えるほど、いろんな角度から自分を見てみることです。
その時々で、最善だと思うことをやってきた結果が今の自分なのですから、もっとこうすればよかったと言って価値を下げるのは厳しすぎます。
他人から見たベストプレーヤーになることがあなたの役割ではないはずです。
自分のいいところを見て、自信を持ちましょうというゲームには乗せられないことです。
ありのままの自分をどこまで受け入れられるかだけが、「自分とどうつき合っていくか」を決定するのです。
評価する姿勢をやめたとき、自我は抵抗する理由が無くなり、あなたそのものと一体化するでしょう。もともとそうであったように。
外側の世界と付き合うとき以外は、評価することをやめてしまえば、守る必要がなくなった自我は、無駄な努力をやめて役目を終えていきます。
あんなに外側にある脅威と見えていたことも、自我の沈静化によって消え去るのを見れば、世界があなたを作り出すのではなく、「世界は私が作り出したもの」であったことを確信するでしょう。
そして、それをきっかけに、今まで手に入れなければ大変だと考えていたものが、ドミノ倒しのように、次々に意味を失っていくのを見るでしょう。
「そうなったら何をすればいいの?」と悩む必要はありません。
その質問は、あいかわらず自我が作り出す質問だからです。
やることは向こうから起きてきます。起きることも、起こす人も、起こす対象も、すべては同じところから出てくるのです。
それに名前や役割を割り振っていたのが、今までの見方だったわけです。
それは今まで通り存在するし、自分もやり続けるでしょうが、もはや役割は私そのものではないことがわかってやっていくのです。
さて、アプローチの3から6で扱ったような視点は他にも色々あると思います。
機会があれば、また紹介できるでしょう。
それまでは、ひとまず7で区切りと言うことで。
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テーマ : 心と体にいいことはじめよう!
ジャンル : 心と身体


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