リハーサルをやめて、すべてを本番で生きよう

不安になりがちで、悩んでしまうタイプの人たちに多く見られるのは、
『まかせること』、『あずけること』と言った言葉で表現されることが苦手だということです。
いくら言われても、手放しで身を任せることができないのです。
そういった人たちは、
「そもそも、自分の得ているものはすべて、自我の努力で得たものではない。」
「自我が努力したにも関わらず、求めるもの、必要なものは得られたのだ!」
ということがわかっていないのです。
「後ろに支えてくれる人がいるから、思い切って自分の体を後ろに倒しなさい」
というエキササイズを見たことがあります。
これも預けることです。どうしても自分で何とかしようと、ぎこちない動作になる人がいます。
共通するのは「自分で何とかしよう」という思いが支配的なことです。
自我の支配が強力なのです。私を捨てることがどうしてもできないのです。
何にでも、私が関わっていないと安心できないのです。
いまここで起きていることに関わる時、人は思いわずらうことはありません。
起きること、それに反応する自分がいて、それはまさに一期一会、リハーサルのない本番です。
つまり、私たちが不安や悩みと付き合っているのは、リハーサルの時間なのです。
リハーサルをやめようと決心する。
すべてを本番で生きようとすれば、そこには複雑な自分も、予測も、後悔もほとんど登場する余地はなくなります。
それは、まさにあなた自身を生きている時間です。
そして、そのような時間だけでも、何も問題などないとわかってくれば、あなたはもうリハーサルで無駄な時間を使うのを、自然にやめていくでしょう。
あんなに意味があると思って、やきもきして準備ばかりしてきたことを、バカバカしく思うでしょう。
他人の心をなんとか操ろうとして、出来もしないことに挑んだり、あれこれ悩んでいたことを。
未来を操る方法があると信じて、過去の失敗をなんとかなしにできる方法はないかと、欺瞞を駆使してたことを。
しかし、自分が無駄なことをしてきたと認めるのは、ショックで受け入れがたいことです。
あなたはそれを受け入れるまでに、時間がかかるでしょう。
今まで自分を守ってくれると信じてきたものと決別するという、不安と苦痛に、思わず今までの生き方に戻りたくなるかもしれません。
しかし、その苦痛は必要なものです。いつまでも自己欺瞞で生きないためには、それでよかったのです。
いつまでも自分を守ってくれるものを作り出しては、それを維持することばかり考えてきた、不自然な生き方をやめて、誰も後ろめたさを感じない生き方を選ぶのです。
社会の常識は、驚くほど嘘に満ちています。
だってみんながそう言ってるのに、嘘なわけないじゃん!
それは何の根拠にもなりません。
「みんなが言っている」ってどうやって知るのでしょう。
アンケート結果など、それを作った人の思惑しだいで、どうにでもなるのです。
信じるなら「みんなの意見」ではなく、本心を語っていると信じられる個人の考えを聞いてみることです。
話がそれてしまいました。
『まかせること』、『あずけること』を覚えましょう。
何に任せるのか、誰に任せるのか、それは嘘のないあなたの内なる声です。
どのように表現しようと自由です。
あなたのエゴではない誰かの声を聞いて、それに任せましょう。
自我を捨ててそれに明け渡し(サレンダー)するのです。
その時、初めて生まれてくる、無条件の平和を感じてください。
まわりには相変わらず、煩わしいゴタゴタが転がっているかもしれません。
でも、あなたの心の中では、いつでも、そんなものに影響されない、ありのままであることの平和があるのです。
煩わしいゴタゴタは、それ自ら変化するに任せましょう。
あなた自身についても、エゴなどに支配されない心の声に任せて、自分が、自分で、と動こうとするのをやめましょう。
動かずして動かす、為すことなく為されるという心境です。
テーマ : 心、意識、魂、生命、人間の可能性
ジャンル : 心と身体


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