欲しいものが手に入ったら・・・

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『欲しいものが手に入ったら・・・、そうすれば私は幸せになれる』
この思い込みは、一見もっともらしく聞こえます。実際そのように感じたこともあるでしょう。

しかし、新しいものが手に入っても、その時まで期待していたほど喜びは大きくなく、長くも続かないものです。それだけでなく、何かが手に入った途端に、まだ足りないものが目に入ってきます。
こうしてあなたは、また新しい欲しいものに向けて、夢を見る生活を開始するのです。

これが、思っているほどあなたを満足させてくれないことに気がついているでしょうか?
あなたが幸せを感じているのは、夢見ている間だけだったりしないでしょうか?

実はそこには大きな見落としが隠れています。
「なぜそれを欲しくなったのか?」そして「それは、そもそも本当に望んでいるものなのか?」という観点が考慮されていないのです。

「これが手に入れば・・・」という発想は、多くの場合、本当に欠如していることの代償にすぎないことがあります。あなたはそれを手に入れることで、それを持っている人の特権が、得られると思っているのかもしれません。他人に「私はこれを持っているよ。だから私に関心を示して!」と訴えたいのです。

あるいは、自分がほしいけれども得られないままだと感じている、他人からの関心や愛情の、文字通り代償として代わりになるものを手に入れたいだけかもしれません。

また、人の欲求は単純で直接的なものもあれば、今までの経験やそれに伴う思考が作り出してきた、入り組んで複雑になってしまったものもあります。
もはや自分でも、なぜそれを追い求めているのか、わからなくなっているのです。
たとえそれを手に入れても、その瞬間に「本当はこれではなかった」と気がつくでしょう。

ですから、やるべきことは、「むやみに追い求めること」ではなく、素直に自分の心に向き合って、自分が本当は何を求めているのかを掘り下げてみることです。
「どうやって手に入れるか」ではなく、「本当は何を求めているのか」を知ること、それが本来の順序であるはずです。この順序を忘れて、見当違いに欲しがっても、手に入れた瞬間にその魅力は消え去り、他の夢を探すことになってしまうのです。

代わりになるものではなく、本当に自分が望んでいることを明らかにしましょう。
あなたが他人からの関心を望んでいるなら、道具を手に入れることではなく、他人に働きかけることが必要です。
あなたは相手に直接なにか頼んでみたでしょうか?
もしそうでないのなら、なぜそれができないのか、なぜできないと思っているのかを考えてみましょう。
あなたは自分にはその資格が無いと思っているだけかもしれません。
あるいは、断られるのが怖い、断られたら自分は立ち直れなくなるかもしれないと恐れているのかもしれません。

相手がどう反応するかは、あなたにはわかりません。断られるかもしれないけれど、喜んで受け入れてくれるかもしれません。それは相手の領域です。あなたがどちらが正しいと思うかの問題では無いし、あなたに決められることではないのです。
しかし、相手に聞いてみる、頼んでみる、自分の思っていることを伝える、ことなどはあなたの領域です。
また、それを試してみるか、試しもしないで怖がったままでいるか、これもあなたの領域です。

あなたにできることは、自分の領域を何とかすることだけです。
相手がどう答えるかは、相手が責任をもつことです。
さらに言えば、あなたが働きかけなければ、相手はあなたの思いを知ることもないのです。

相手もあなたが働きかけてくれるのを待っているかもしれません。
人は、自分のほしいものを求めるのと同じように、他人の頼みを聞いてあげたいものです。
あなたがその望みを叶えてあげましょう。

現実は、あなたの頭のなかの堂々巡りにあるのではなく、そんなものとは関係なく進行していくものです。
あなたの恐れは現実の流れとは無関係です。自分を動けなくする以外何も現実には関係ないのです。
自分の思考と格闘していないで、自分も現実の流れに飛び込んで参加しましょう。
やがてあなたは、ほしがらなくても必要なものは、自然に手に入ってくるものだと気がつくでしょう。

「欲しがり獲得しなければならない自分」対「提供する世界」の構図ではなく、自然に必要な物が流れていく世界の中にあなたも溶けこむだけでいいのです。
あなたが「~が欲しい」「~をください」と口にだすことも、その流れの一部です。
同様に、あなたが「だったら私が手助けしましょう」と提供する側になることも、流れの一部なのです。
あなたは流れに逆らう人でなく、流れに参加する人になるのです。

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