許す、許せない、許す

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ヘミングウェイの短編にあるお話だそうです。

 

 

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不幸な出来事が重なって、親子は仲違いして少年は父親を置いて家を飛び出す。

 

 

息子を捜し続ける父親は、最後に新聞の尋ね人欄に広告を出します。

 

 

    愛するパコ。

 

    明日の正午、マドリードの新聞社の前で会おう。

 

    すべてを許す。愛している。

 

 

翌日の正午、新聞社の前には

 

許しを求めて800人のパコが国中から集まった。

 

 

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参考

幸福セラピー グレン・ヴァン・エカレン

ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2005-12-06 /

 

 

普段は何気なく暮らしていても、心の奥底で許しを求めている人は、こんなにいるわけです。

 

 

許しを求めているとは、自分を許せないでいる人がいるということです。

 

 

自分を許せないことと、誰かを許せないことは非常に密接に絡み合っています。

 

 

片方が存在すれば、もう一方もあると言ってもいいくらいです。

 

 

誰かを憎んでいれば、それは対象を外に向けているということですが、

 

同時にそんな自分の思いを許せないで自分を責めている自分も存在するように思えます。

 

 

そして、二人の間で、片方が「すべてを許す」といったとき、普段は隠していた憎しみや罪悪感が一気に目を覚まします。

 

 

 

例えば、子どもの頃、両親が忙しくてあまりかまってもらえないことが多かったとしたら、

 

子どもは、寂しかったり、甘えたい欲求を我慢するしかないと思い、そういった感情を育てないようにします。

 

大人になるにつれて、そういった我慢は当たり前のことになり、大人はそんなことは、いちいち感じないのが普通だ、と思うようになります。

 

 

心の中に抑圧されていった思いは、本当はお父さんや、お母さんに甘えたかったことだったと感じなくしていきます。

 

しかし、時折、それは親への恨みや怒りとなって現れ、許せない思いを育て続けているのかもしれません。

 

 

ひとつの許せない思いは、さまざまに形を変えて、さまざまな相手に対してそれを投影します。

 

 

また、そんなことを感じる自分自身への怒りが、自分の罪悪感として感じられるようになってきます。

 

 

そんな思いは、どんな環境に育ったとしても、多かれ少なかれ大人になっていく中で蓄積されていくものです。

 

 

ですから、誰かが「すべてを許す!」と叫んだら、

だれもが、一斉に振り返りたくなるのです。

 

 

許せない相手は、必ずしも憎いと思うだけではありません。

 

 

もしかすると、相手と目を合わすのが恐いと感じて、恐怖症のかたちをとるかもしれません。

 

 

いずれにしても、「許せない、でも本当は許したい」という思いが蘇ったとき、

 

私たちは冷静さを失ったり、憂鬱な思いが押し寄せてきたりします。

 

 

 

 

 

できることは、相手にかかわらず、自分が許すことだけです。

 

ゆるすことは、ほかの誰のためでもなく、自分自身の解放のためと思って許すのです。

 

 

そして許せないという思いは、相手には何の効果もなく、

 

自分を痛めつけているだけだと気がつく必要があるのです。

 

 

それは、早ければ早いほど、ダメージを大きくしなくて済むのです。

 

たとえ、その誰かが変わらないとしても、あなたには平和が訪れるのです。





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