私の人生は「個人の物語」

執筆女性 

 人間としての私たちは、自分が何者かを知るために、そして人々やこの世界についての情報を得るために、思考を大変に信頼する習慣があります。そうして常に思考に頼ることで、この世界にあるものは別々に独立してすると信じるようになります。思考に頼れば頼るほど、思考が示唆するものは実際に独立して存在するように感じられます。

 すべては独立して存在するという信念があることで、苦しみや追求、葛藤が生まれます。私たちはマインドの中の思考の流れに共鳴してしまうために、個人であることの苦しみを抱えます。その思考の流れがネガティブなものならば、感情的、精神的な苦しみを味わいます。たとえそれがポジティブなものに見えても、何らかの形でそれが傷つけられたと感じた場合には、そのイメージを守ろうとして苦しむことがあります。

 このような信念体系は、何かを追求することの根本的な原因でもあります。私たち一人ひとりが独立して存在すると信じると、自分のことを時間の中に展開する個人の物語としてとらえてしまいます。その物語のどこを見ても、『私の人生』と呼ばれる未完の映画の中で行動している自分自身を発見します。過去は未完成なものに感じられるので、完成した状態は未来にしか存在しないように感じます。その結果、常に未来を目指して追求するようになります。私たちは未来にある幸福をひたすら追いかけますが、永久に続く満足感は得られそうにありません。このように独立して存在している感覚があると、しばしば自分には何らかの欠陥があると考えてしまいます。「私には足りないところがある」とか、「私はまだそこに到達していない」、「私は愛されない」、「私は無力だ」、「私は安全ではない」というように。このような欠乏感があると、それを埋めるために何かを追求するようになったり、あるいは他人や状況をコントロールしたり変えたりしようとします。胸の奥にあるこの欠乏の物語を自分のことだと認識する限り、安定した満足感や安らぎ、愛、完璧性を得ることはできません。

~「悟りを生きる」非二元へのシンプルなガイド スコット・キロビー著 ナチュラルスピリット
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  物語が自分の人生を無意識に動かしている場合は、まさにあやつられるままに流されます。その時自分は誰かのせいで操られていると感じますが、そんな誰かはどこにも存在しなかったし、これからも存在しないとわかったとき、ようやくスタートが切れるのです。
そのスタートは自分でも知らないままスタートさせられました。そしてリスタートというよりも、ただもとに戻す、戻すというより、なにかから元に戻す必要すらもなかったことに気づけばいいだけです。

もともと、そこにはそれしかなかったのです。
急に何も必要なくなると、何かを創作したいかもしれませんが、
そんな必要はもともとなかったし、そしてこれからもないのだということです。



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