批評にたいしては、われわれは防御することも抵抗することもできない。

対立 


批評にたいしては、われわれは防御することも抵抗することもできない。われわれはそんなものは頓着せず、行動することが必要だ。そうすれば批評はしだいにこちらに頭をさげてくる。   ~ゲーテ 「箴言と省察」~

 

批評と一口に言っても、もちろん自分の為になるものもあるでしょう。

それを聞いて、自分を振り返るだけの謙虚さがあればと言うのが前提になりますが。

 

しかし、ネットで見られるような匿名のコメントなど、思いつきで書かれた批評というのは、単にその人の意見と合わないことを、さも意味ありげに、価値がありそうに見せかけた表明に過ぎないことが多いと感じます。

 

そこには、書いた人の見解もよく見えないし、何かを促してくれるような生産性も見当たらない。

結局、私は同意しないという事しか意味が伝わってこない。

 

ゲーテも「そんなものは頓着せず、行動すること」だと言っているわけです。

 

はっきりした反論が含まれていれば、考えようもあるのですが、まずその人の意見は、何も見えてこないことが多い。

反論に反論されると困ると思っているのか、はっきりと反論するのはいけない事だと思っているのか、それともただケチをつけたいだけなのか。

よくはわかりませんが、何かを生み出すような言葉は見つからない。

 

そういう言葉ばかりを書いていると、やがて自分が本当は何を言いたいのかわからなくなってきます。

また、その言葉自体が、いまの自分を表現しているのだという事、それは他人はごまかせても、自分自身はまさに言った事を覚えているのだと認識しなければなりません。

匿名(アノニマス)というものは、ネットのない時代にもあったでしょうが、ネットのコメントなどはそれを積極的に採用してしまったので、思わぬ弊害も持ち込んでしまいました。

 

批評というものは、誰もが子どもの頃から洗礼を受けているわけで、好きな人はいないだろうし、無視する事もできないでしょう。

 

だからこそ「頓着せず、行動すること」です。

 

行動するとは、自分の考えをそのまま表現し続けることに他なりません。

批評を怖れてやめてしまうことこそ、避けなければならない。

買ってもらえないからといって、自分の提供したくもないものを売ろうとしたところで、相手はそもそも何も支払う気はないのです。

 

コメントをもらったからと喜んで、意に沿わない事を言ったりしてはなりません。

新人のセールスマンが、断りの連続に疲れて、話し好きな、しかし買う気のないお客と、延々と話をするようなマネをしてはならないのです。

 

「そんなものは頓着せず、行動すること」

これは、地味で即座の反応ももたらしませんが、「しだいにこちらに頭をさげてくる」わけです。

すぐに答えを期待したがる世間の風潮に流されないことです。

もちろん「倍返し」など考えていては、自分の行動を見失ってしまいます。

 



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