手に入らないときはトータルで考えてみる
Facebookで『タオに生きる』人気記事レビューを始めました。過去に反響のあった記事を振り返っています。
よかったら覗いてみてください。
欲しがっているものが手に入らないとき、私たちは余計に「何がなんでも」それを手に入れたくなったりします。
不思議なもので、手に入れるのが困難だと思うと、本来の価値以上に、かってに価値を高めてしまうものです。
手に入りにくいものは、それだけ貴重だから価値があるとでも思ってしまうのでしょうか。
そして、さらには「いますぐ」欲しいという思いがそれに加わると、無理をしてもそれを手に入れようとして、結果的にバランスを崩してしまうのです。
こんな時は、トータルでバランスを見なおしてみることです。
いますぐに手に入らないなら、いまはまだその時でないのだ、無理をしても余計に手に入りにくくなると考えてみるのです。
その時が来たら、嘘のように楽に手に入るのだと考えてみましょう。
実際そのようなことは、結構あるものです。
何がなんでも、いますぐ欲しいと思って、さんざん無理をして手に入れる。
しかし、いったん手に入ってしまうと、実はそれほど欲しいものでもなかったことが分かってきます。
いくらも経たないうちに、見向きもしなくなってしまうことだってあるのです。
それは手に入らないという抵抗が大きかったために惑わされて、本来の必要性を冷静に見ることができなくなっていたからです。
実は、いますぐ手に入れないといけないものなど、そうそうあるものではないのです。
なかなか手に入れにくいとか、あるいはいまを逃すと手に入らなくなるかもしれないという錯覚が私たちを惑わしてしまうだけなのです。
荘子の中に、【朝三暮四】(ちょうさんぼし)という言葉の語源である話が出てきます。
飼っている猿にトチの実を与えていたのですが、朝に三つ、暮れに四つやると言うと猿はそれでは少ないと言って怒りだし、納得しなかった。
そこで、「それならこうしよう。朝に四つ、暮れに三つやる」と言うと、猿たちはそれを聞いてたいそう喜んだという話です。
トータルで考えれば、どちらも七個手に入っているのに、それが見えてこないのです。
目先の違いに惑わされて、実際は同じであるのに気がつかないことを表現する言葉として使われますね。
そうです、いますぐに欲しがるのは、朝三暮四では嫌だと言っている猿と同じことなのです。
「いますぐ欲しい」という猿の智恵から脱出すれば、もっと人生を豊かに暮らすこともできるのです。
手に入らないものにいつまでも執着しないで、あっさり忘れてしまえば、その時間を他のことに使うことが出来ます。
しかも、「手に入る、入らない」を気にしてやきもきして無駄なエネルギーを費やすこともなくなります。
手に入ろうが入るまいが、どちらでもいいと思っていれば、もっと現実的なことに注意を向けることができるようになるのです。
そして、トータルバランスで考えるなら、時期が来たなら、それは「労せずして手に入る」という確率が高くなるのです。
このちょっとした駆け引きを、自分の中の猿たちに使ってみましょう。
こんな小さな切り替えですが、積み重なると馬鹿になりません。
無駄なエネルギーを使わなくてよくなり、きっと生活にもっと余裕が出てくるでしょう。
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誰の責任か
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欲しがっているものが手に入らないとき、私たちは余計に「何がなんでも」それを手に入れたくなったりします。
不思議なもので、手に入れるのが困難だと思うと、本来の価値以上に、かってに価値を高めてしまうものです。
手に入りにくいものは、それだけ貴重だから価値があるとでも思ってしまうのでしょうか。
そして、さらには「いますぐ」欲しいという思いがそれに加わると、無理をしてもそれを手に入れようとして、結果的にバランスを崩してしまうのです。
こんな時は、トータルでバランスを見なおしてみることです。
いますぐに手に入らないなら、いまはまだその時でないのだ、無理をしても余計に手に入りにくくなると考えてみるのです。
その時が来たら、嘘のように楽に手に入るのだと考えてみましょう。
実際そのようなことは、結構あるものです。
何がなんでも、いますぐ欲しいと思って、さんざん無理をして手に入れる。
しかし、いったん手に入ってしまうと、実はそれほど欲しいものでもなかったことが分かってきます。
いくらも経たないうちに、見向きもしなくなってしまうことだってあるのです。
それは手に入らないという抵抗が大きかったために惑わされて、本来の必要性を冷静に見ることができなくなっていたからです。
実は、いますぐ手に入れないといけないものなど、そうそうあるものではないのです。
なかなか手に入れにくいとか、あるいはいまを逃すと手に入らなくなるかもしれないという錯覚が私たちを惑わしてしまうだけなのです。
荘子の中に、【朝三暮四】(ちょうさんぼし)という言葉の語源である話が出てきます。
飼っている猿にトチの実を与えていたのですが、朝に三つ、暮れに四つやると言うと猿はそれでは少ないと言って怒りだし、納得しなかった。
そこで、「それならこうしよう。朝に四つ、暮れに三つやる」と言うと、猿たちはそれを聞いてたいそう喜んだという話です。
トータルで考えれば、どちらも七個手に入っているのに、それが見えてこないのです。
目先の違いに惑わされて、実際は同じであるのに気がつかないことを表現する言葉として使われますね。
そうです、いますぐに欲しがるのは、朝三暮四では嫌だと言っている猿と同じことなのです。
「いますぐ欲しい」という猿の智恵から脱出すれば、もっと人生を豊かに暮らすこともできるのです。
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しかも、「手に入る、入らない」を気にしてやきもきして無駄なエネルギーを費やすこともなくなります。
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